横手市増田まんが美術館〈貴重な原画展示・タッチパネル・読み放題〉
現在は多くの漫画喫茶がありますし、マンガを宅配してもらって自宅で読むことができます。
マンガではない本は図書館で借りられます。
漫画喫茶がない、宅配もない時代は、マンガは買うしかありませんでした。
私が住んでいた街には私が小学生の頃
“貸本屋”があってマンガ単行本1冊数十円で借りて読むことができました。
が、やっぱり子どもにしてみれば数十円でも高いな~と。
なので子どもの頃は
“まんが読み放題無料”
は夢のような話でした。
目次
横手のまんが図書館
秋田県横手市に
“まんが図書館”
がある
ということは以前から耳にしていました。
(当時は美術館ではなく図書館と呼んでいたような気がします)
2000年に
初めて増田町に立ち寄ったことがありました。
増田町は
マンガ
『釣りキチ三平』
の作者
矢口高雄氏の出身地
ということで有名です。
街に入ると全体が
“矢口高雄”
推しです。
当時の施設は、複合的な郷土施設の一角にありました。
おそらく地元の子どもたちでしょうか
床に座ってマンガを読んでいる子たちで部屋はぎっしりでした。
当時はマンガ読み放題の施設は全国的にもまだ数少なかったと思います。
そのうえ無料でしたから
「増田の人たちはうらやましいな」
と思ったものです。
そして
「読み放題無料になる日が来たらいいな」
とずっと思っていました。
2016年には
京都に
“京都国際マンガミュージアム”
が開館しましたね。
近いうちにぜひ行ってみたいです。
長居できるスケジュールをとって。
2019年リニューアル
秋田県の横手市
増田まんが美術館
がリニューアルOPEN!
19年ぶりに行ってみました。
原画常設展示
リニューアルして
“原画常設展示”
を打ち出した施設になっています。
原画を見るとよくよくわかりますね。
売れっ子漫画家さんは
才能と努力
両方が必要だということが。
うますぎます!
厳選されたマンガ
現在はマンガの種類が増えすぎて、さすがに出版されているマンガをすべておくことは不可能でしょうが、その分厳選されていると思います。
しかも古いマンガもおいてありました。
誰かの寄贈もあるようですね。
年代物から現在の売れ線まで幅広くたくさんおいてあります。
秋田出身推し
秋田出身の漫画家さん前面推しの配置です。
漫画家さんたちは嬉しいでしょうね。
もちろん県外出身の売れっ子漫画家さんの原画を見ることができます。
タッチパネル
原画をデータ化した画面を見ることができる
大きなタッチパネル
もありました。
それは拡大もできるので指で操作して詳細部分まで見ることができます。
おもしろかったです!
レベルアップ
それにしても1995年の開館以来、閉館することなく地道に続け、一段レベルアップしています。
しかもいまだ無料で開放してくれているのが
有り難い!
ですね。
地元民特権
増田町の人たちは、その気になれば、
朝から晩まで無料でマンガ読み放題
ですね。
老後も体力と興味が続く限り通うことができますね。
相変わらずうらやましいです。
よほどでないと読み切ることはできないでしょう。
一生分以上のマンガですね!
※里中満智子先生の壁一杯の大きなイラスト画もありました!
特徴
増田町マンガ美術館
の場合
◆貴重な原画の展示
◆タッチパネル操作
は興味深い特徴だと思います。
まさに“美術館”でした!
きっとまた数年後に入館しても感動すると思います。
増田町マンガ美術館
秋田県横手市増田町増田字新町285