浜松市博物館~石松餃子~浜松市楽器博物館
朝から雨だったので、雨でも観光できるところを探してまずは「浜松市博物館」へ行ってみました。
目次
浜松市博物館
歴史を感じる建物で大人310円と格安の入場料。
入口を入ると浜名湖周辺で多く化石が見つかったといわれるナウマンゾウがお出迎えしてくれます。
なぜ「ナウマンゾウ」というのか?
といいますと
明治初期に横須賀で、日本で最初に発見された標本を、東京帝国大学の初代教授だったドイツのハインリッヒ・エドムント・ナウマンが研究、報告したことにより、その名にちなんで「ナウマンゾウ」と呼ばれることになった
そうです。
その後大正10年に浜名湖の工事現場で牙・臼歯・下顎骨の化石が発見されました。
浜名湖有する浜松市。その博物館のトップを飾るのは「ナウマンゾウ」の化石というのは最もふさわしいものだったのですね!
鳴らす銅鐸
銅鐸は博物館や展覧会、写真などでよく目にしますが、どうやって使うのか疑問でした。
なんと、ここでは鳴らすことができました!
貴重な体験でした。
ここ浜松市の人達はきっと子供の頃から当たり前のように知っていたんでしょうね。
こんなふうに展示してあるところはめずらしいのですよ。
弥生人の鎧
浜松市内から出土した弥生時代の木製よろい(再現)。
これもビックリです!
「木の鎧なんて、鎧がないよりはマシかもしれないけど、危なっかしい」
と思って説明を読むと
日本各地で出土しているそうですが、精巧な文様や着色から戦いで着たのではなく儀式用ではないかと考えられている
とのこと。
なるほど~。
江戸時代の商家
江戸時代の商家を再現したコーナー。
天二算盤
そろばんは、私たちが目にするものと違いますね!
上の段の玉が二段になっています。
大福帳
江戸時代に流行った大帳。家の繁盛を願って「福」をつけたようです。それにしても分厚いですね。使いづらそうですが、それも流行だったのでしょうね。
商家は浜松城下町や街道沿いの宿場町に集中しており、商家は瓦葺きの屋根なのに対し、武士の屋敷は茅葺きだったそうです。
商家の方が豊かだったのですね。
浜松市博物館はよく見ればとても見応えがあり、勉強になる施設でした。なんといっても体験型!なのが良かったですね。
隣接する蜆塚公園には遺跡もあったそうですが、結構な雨だったので今回は寄らなかったです。
アクセス
浜松市のバス
観光者として「これはいい!」と思ったのは浜松市のバス。
浜松駅から北口方面へ行き、駅を出たらエスカレーターで地下へ降り、またエスカレーターで地上に出ると、ちょうどバス乗り場に着きます。
これは雨の日でも濡れなくて済みますね!
のりば案内も緻密に表示されています。
本数も多いです。
バス利用者が多いのでしょうね。
ちなみに、この素敵な花壇はエスカレーターでバス乗り場に向かう途中の左側にありました。
楽器博物館に行く途中にも、素敵な花壇がありました。
町の整備に力を入れているんですね。
癒やされます!
石松餃子
駅に戻り、お昼をどうしようかとフラフラしていたら、行列を見かけたので行ってみると、有名な石松餃子でした。
メイワン エキマチウエスト 1F
の飲食店が並ぶ一角にあり11時開店なのに10時30分で既に20名くらいの行列でした。私も並ぶことに。
並んでいるとメニューを持った店員さんが来てメニューを渡してくれ、また少し時間が経つと人数と注文を聞いて回っていました。
私は「焼焼(やきやき)」とライスにしました。
11時にOPENするとほとんど待たずにお店に案内され、10分ほどで食事が運ばれてきました。
「焼焼(やきやき)」とは、肉餃子と石松餃子を半々(5個ずつ)です。
石松餃子はキャベツメイン。
肉餃子は肉メイン。
でした。中身はこんな感じ。
色が違いますね。
キャベツの緑色が映えるのが石松餃子。
わかりやすいですね。
普通においしかったですよ!
浜松市楽器博物館
午後も雨が止まなかったので浜松駅から徒歩10分弱で行ける
浜松市楽器博物館
へ行ってみました♪
建物の入口を入ると、楽器博物館の入口と左側にSHOPがあります。
かわいい雑貨など見ているだけでも楽しいSHOPです♪
記念にちょっとしたものを購入しました。
入場料は、大人800円。
詳しいことは
https://www.gakkihaku.jp/guide/
展示
1階と地下が展示スペースです。
楽器体験コーナーもあり、鍵盤楽器や弦楽器、打楽器などを自由に体験できます。
世界の楽器を地域ごとに展示されているので、わかりやすいです。
「オセアニア」コーナー
この写真は「オセアニア」の地域の楽器展示です。
こんな丸太みたいなのも、楽器なんです。
チター
こちらはドイツ南部、オーストリア、スイスあたりの「チター」。
下段の弦は今のギターに似ていますが、上段の弦は33本。
演奏が難しそうですね~。
よく見ると赤色弦の間に白色弦が3~4本配置されています。音階と関係しているのでしょうか。
「チター」という名前から「ギター」に発展していった可能性もありますね。
こんなふうに歴史を考えるのもおもしろいですね。
変わったピアノ
こちらは「ピアノ」と表示されていますが、ペダルが5本もあるのが驚きです!
それぞれの名称を表示してくださっているのが親切ですね。
両足を使うしかないですね。エレクトーンに近いですかね。
真ん中の絵画や本体の装飾はヨーロッパっぽいですね。
このピアノのペダルは、まさに「両足踏み」ですよね。
世界には想像がつかない様々な楽器があることがわかります。
よく集めましたよね~!
演奏
またほどよい時間に演奏もあり、無料で楽しむことができます。
当日は「ホラ貝」の生演奏とトークを披露してくださいました。
ホラ貝はテレビや映画で少し見たり聞いたりしたことがありましたが、楽器としての演奏は初めてでした。
ホラ貝って「金管楽器」なんだそうです。
金管楽器というと、トランペットやトロンボーンなど、それこそ名前通りの金ピカ色の”金管”で作られている楽器だと思っていましたが、
息を吹き込んで音を出す楽器は「金管楽器」という定義になるそうです!
といったマメ知識などを演奏の合間に挟んでくれる楽しいトークでした♪
じっくりと見ていたら半日以上は滞在してしまう、とても魅力的な博物館でした。
さすが
楽器の街・浜松
ですね♪
アクセス